タコ

先日、灯台が近くにある漁港に立ち寄った。漁港関係者はお休みなのか、漁船が多く停泊している。外洋側にあるこの漁港は波消しブロックが漁港を囲んでいて、港内は波がとても静か。日がそろそろ傾きかけたころ、年配のお父さんが軽トラに乗ってやって来た。

こちらは漁業者の邪魔にならないよう、岸壁でひっそりと釣りをしていた。軽トラのお父さんは、自分の船をクレーンを使って港内に下ろし始めたのを自分は「すご〜い、クレーンが動いてる❗️」とワクワクして見ていた。いつも釣りに行く日は、大体漁港内の作業場はお休みが多いので、船用のクレーンが動いているのを見たことがない。これは見ておかなくてはと、お父さんが操作しているクレーンをずっとガン見。

船が着水したのを見届けて、釣りを再開。夕まずめに近づいて、何か釣れないかなぁと港内をランガン。そこへさっきのお父さんが軽トラでこちらにやって来たではないか。「何か作業の邪魔でもして怒られるのかな」とドキドキしていたら、そのお父さんが急に「どこから来たの❓タコいる❓」と。一瞬何のことかわからなくなったが、どうやら「タコ」を頂けるとのこと。

ここは遠慮せずご好意を無駄にしてはダメ。「いります❗️」即答。

「買うと高いんだよ、ホラ持っていけ」と2タコも。「えええー、お父さんの分なくなるよ」というと、「タコ漁しているからいつでも食べられる」とお優しいお言葉。有り難く頂戴しましたとも。お父さんありがとうございました。

家に帰ってよく見たら、デカいタコ。

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