秋が深まってきたようだ。園芸店を営んでいるおうちの広い庭には道路に面しているところにカリンの木がある。ヒョロヒョロと背の高いかりんの木には大きな黄緑色のカリンの実がついている。カリンはバラ科の植物で、中国原産らしい。

以前、この園芸店のおばちゃんにカリンを数個頂いたことがある。「カリン酒を作ると良いよ。喉にいいからね」と言われ、早速保存ビンを用意してカリンと氷砂糖と焼酎を入れて「カリン酒」を作ってみた。頂いたカリンの実の中に小さいサイズもあったので、果実の中はどうなっているのか包丁で切ってみようと試みた。が、カリンってすんごく硬いのだ。「えええ❗️❓」と包丁の刃が欠けるかと思うほど切れない。怖くなったので切るのを諦め、カリン酒の瓶に放り入れた。
その後カリン酒は程よく出来上がり、蓋を開けてみるとものすごく良い香りがした。アロマ的な癒しの香りで思わず「園芸店のおばちゃん、ありがとう」だ。