サルスベリ

子どもの頃散歩でお寺の巡りをしていて「この木へんだよ。ツルツルしている」と木の幹を指し大人に問いかけた。大人はすかさず「サルスベリ」と教えてくれた。以前住んでいた場所はお寺が多く、散歩コースでお寺の庭巡りが大人の日課になっていた。この「サルスベリ」は本当に幹がツルツルしていて、サルも滑るらしい。滑っている様を見たことはないが、虫の蟻はグングン登っていたぞ。

さてこの「サルスベリ」だが、よくお寺の植栽になっている。釈迦様が生まれた時、「サルスベリ」と似たような花が近くで咲いていたということでお寺の境内に植栽されるようになったが、大昔のことだから本当なのかわからない。

中国原産の中高木。花の咲いている時期が長いので「百日紅」と書く。主にピンクの花が多いが、自分が見つけたサルスベリはフリルのような白い花を付けていた。長く咲くので、しばらくは楽しめそうだ。

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