年の瀬

年末になると必ず行ってみたくなる場所がある。コロナ禍というご時世ではあるものの、人がひしめき合う場所「市」だ。以前、宮城県大崎市鹿島台の「互市」に行って人のひしめき合いを体感してきた。今回は仙台市中心部の「仙台朝市」に行ってみた。ここにあるコロッケ屋さんの売れ筋「じゃがじゃがコロッケ」を求め、まだ空いているであろう午前10時過ぎの時間帯に訪れたがとんでもなく混雑。年末には欠かせない商品を置いてあるお魚屋さんや八百屋さん、乾物屋さんなど仙台の台所として戦後のヤミ市から発展し現在に至る場所だ。ディープなところだがなぜか若い女性が数人でワイワイとスマホで写真を撮り合っているではないか。しかもコロッケ屋さんの前には長蛇の列。「どゆこと❓」とポカンとしていたら、若い女性たちは「じゃがじゃがコロッケ」を道端でスマホをかざし自撮りしながら頬張っていた。ふと見ると「じゃがじゃがコロッケ」だけビニール袋に一つづつ入れて店舗のおばちゃんが「揚げたてコロッケはこっちで売っているよ」とちょっとしたスペースで販売活動をしていた。そちらに人が流れ、実店舗に並ぶ人が捌けてきたのでホッとした。久々に訪れた「仙台朝市」。コロッケ屋さん人気ぶりに戸惑った日。

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