小さな漁港の古民家カフェ「はまぐり堂」。秋の日差しをたっぷり注ぎ込んだ縁側や座敷に、海を眺められる茶の間はおばあちゃんちにいるような懐かしさ。カフェの店員さんはとても丁寧で、こちらのお話も聞いてくれるのでついついベラベラとしゃべってしまう。そんな店員さんがランチプレートを運んできてくれた。ワンプレートに盛り付けられたおかずや釜で炊いたご飯のおにぎりは、とても美味しそう。
サバの竜田揚げを野菜がたっぷりの甘酢あんかけをかけた一品は、サバが新鮮なのか全く臭みもなく肉厚なので食べ応え十分だ。タコの和物も獲れたての新鮮なタコの旨味がしっかりと出ている。きのこと鶏肉のグラタンは濃厚なベシャメルソースとチーズが絡めあってグラタンの季節、バンザイだ。野菜サラダやキャベツと大根の浅漬けはどれも心地いい歯応え。釜で炊いたご飯のおにぎりは新米の甘味や旨味がぎっしり。おにぎりに巻いてあるのりも磯の香りが食欲をそそる。お味噌汁はカニが入って、カニの出汁が出て絶品。
このランチプレートの食材は地元で収穫や海で採れた物を使っているそうだ。
