島めぐり⑥

野々島から渡船で石浜まで乗せてもらっている間、汽船が現れたのでしばし海上で汽船が通り過ぎるのを待つ。渡船の船長さんがとて面白い方で、プチ観光案内をしてくれた。「大きい島の奥にある島はね、犬が横を向いている顔に似ているから犬島って言うんだよ」とか「殿様が鉄砲の的にした島があってね、全く届かなかったから怒っちゃって[何をからかっているんじゃ無礼者❗️]と言ったからからかい島って言われているらしいよ」と、船長さん本人も「大サービスだよ(笑)」と和ませてくれた。そんな渡船も石浜に到着し、下船。船長さんありがとうございました❗️

いよいよ最後の島、桂島の石浜に上陸だ。ふと時間を見ると先ほど渡船から見た汽船に乗っておけばよかったと後悔する。この後この日の最終便となる汽船の時間まで2時間半くらいあるし、足もクタクタでスタミナ切れを感じる。さらに桂島をめぐる観光客も他に見当たらない。いくら日が伸びてきたといっても雑木林などの木陰は薄暗い。しまった❗️心細い。時間をしっかり見ておけばよかった。

石浜から石浜神社前の階段を登り切り、うっそうとした林の中をいそいそと通り抜け、高台まで出た。大海原が見えホッとする。本当はもっと巡りたかったのだが心細さが増す為、早めに汽船待合所に向かった。風も強く吹くようになり、汽船待合所は屋根付きで雨風をしのげる室内にベンチ。近くにトイレもあり、ありがたい。その後誰も待合所には来ないままやっと最終便の汽船がやってきた。島民関係者らしき方々も汽船に乗り込み出発した。今度来るときはこの桂島から巡ることにしよう。

こんなに見どころがあるのに歩けなかった。

コメントを残す